東芝から発売されているダイナブック(dynabook)は、節電機能や起動時間短縮機能など独自の技術が盛り込まれています。
明治時代に創業した老舗メーカーなので昔からのファンもいるのではないでしょうか。2019年には社名を東芝からdynabookに変更したのも記憶に新しいところです。
そんなダイナブックの中古PCの選び方やおすすめ機種を紹介します。
目次
ダイナブックの選び方
ダイナブックを選ぶ際は、以下の2点に注意しながら選ぶようにしましょう。
- 機種を知る
- 使用目的を明確にする
①機種を知る
ダイナブックにはシリーズがいくつか設定されていて、それぞれに違いがあります。
まずは企業向け(ビジネス)モデルと個人向けモデルの2つに分かれます。
個人向けモデルは大きくは3つに分かれていて、「スタンダードノートPC」「モバイルノートPC」「5in1・2in1モバイルノートPC」です。
Bシリーズ
Cシリーズ
Tシリーズ
Xシリーズ
Yシリーズ
モバイルノートPC
Gシリーズ
Sシリーズ
5in1・2in1モバイルノートPC
Vシリーズ
Fシリーズ
Kシリーズ
ただし、中古パソコンとして販売されている機種はTシリーズ・Rシリーズ・Bシリーズが多いです。ここが最も重要で、目的に合ったシリーズの在庫がないとう状況が考えられます。
Tシリーズは高スペックだけど価格も高めで5万~、Bシリーズはスペックは低いけど価格も安く1万円~くらいで販売されています。
ビジネスモデル
シリーズ | 特徴 |
R | ビジネス向けのベーシックモデル |
B | コスパが高いモデル |
Rシリーズ以外はバッテリーがメーカー交換となるので注意。
スタンダードノートPC
シリーズ | 特徴 |
T | 16.1型。高機能。高画質、高音質。オンキヨーと共同開発したスピーカーを搭載している。音も綺麗。15.6型は通販でAZシリーズとして売っている。 |
C | 3色から選べる。薄型軽量の15.6型。 |
X | 15.6型。初めてのパソコンに最適。文字が見やすいキーボード。 |
Y | 15.6型。スリムボディ。 |
モバイルノートPC
シリーズ | 特徴 |
G | 13.3型。薄く軽い。ボディが強い。 |
Z | Zシリーズ 13.3型。軽さ、薄さ、ボディが強い。高スペック。 |
S | 3.3型。軽い。強い。使いやすい。 |
5in1・2in1モバイルノートPC
シリーズ | 特徴 |
V | 13.3型。5in1。画面が回転してタブレットになる。 |
F | 15.6型。5in1。画面が回転してタブレットになる。 |
K | 10.1型。2in1。画面が取り外せてタブレットにもなる。子供のプログラミング教育用に開発。 |
②使用目的を明確にする
目的によって最適なシリーズとスペックは違います。
たとえば、書類作成やYouTube閲覧など日常の簡単な利用なら、Core i3、メモリ8GBで十分ですが、画像や動画編集をしたいならCore i7、メモリ16GBはあった方が良いです。
また出来るだけ安いPCが欲しいなら、ストレージを読み書きが早く高価なSSDよりも、HDDにした方が安くなります。逆に読み書きが早く、高容量を求めるならSSD512GB搭載シリーズのV7/M・V8/J、SSD256GBを搭載しているGシリーズなどが良いでしょう。
スピーカーの音質にこだわりたいならTシリーズなど、目的に応じてシリーズとスペックを選択しましょう。
これは外せない!Windows10搭載の中古パソコンが必須
中古PCの中にはOSがWindows7だったりする場合がありますが、サポートを考えるとWindows10搭載モデルにしましょう。
既にWindows7のサポートは終わっているので、セキュリティーの面で不安が残ります。
またOSなしモデルの購入も避けましょう。OSだけで2万円くらいするので、中古PCの最大のメリットである安さが失われてしまいます。
- OSはWindows10にする
- OSなしモデルは避ける
目的別!中古ダイナブックのおすすめ機種
とにかく安い中古PCが欲しい|Bシリーズ
中古では1万円くらいから販売されています。
CPUはCeleron、メモリー4GB、ハードディスクの構成なので、スペック的には高くありませんが軽い作業程度なら問題なく使えます。
また昔のモデルはDVD-ROMが標準で付いている場合が多いので、DVD再生用マシンとしても利用可能です。
書類作成・YouTube閲覧をしたい|T・AZ・R・Bシリーズ
書類作成やYouTube閲覧、メール送受信などの軽めの作業ではそれほど高いスペックは必要ありません。
スペック的にCPUがCore i5で世代は第4世代以上、メモリ8GBは欲しいところです。ただしCPUの世代が6世代以上の方が動きが良いです。
ただし中古で販売しているダイナブックは、T・AZシリーズがCore i7が多く、少しスペックが上がり3万円くらいの販売価格です。
またRシリーズはCore i5ですがメモリが4GB、BシリーズはCore i3が多く少しスペックが低いです。
日常使いであっても高スペックよりを求めるならCore i7搭載の・AZシリーズを選びましょう。そこまでスペックが高くても良いという方はRシリーズを選ぶと良いでしょう。
ただしシリーズに関係なく、ダイナブックは発売年によりスペックが変わります。シリーズよりもスペックをみて購入するようにしましょう。
画像・動画編集をしたい|Tシリーズ
編集作業をするクリエイターPCの最低限欲しいスペックである、CPU「Core i7 第6世代」メモリ「16GB」を基準に機種を選択すると良いでしょう。
画像や動画を編集したり高スペックのダイナブックが欲しい方は高スペックなTシリーズを選びましょう。
ただしTシリーズの高スペックモデルは中古であまり流通していません。Core i7を探すならビジネスモデルのSatellite Bシリーズという選択もありますが、「Core i7 第3世代」なので世代が古すぎます。
なのでダイナブックの中古PCで編集作業をするのは、在庫的に少し難しい選択となります。
参考までにダイナブックのCPU「Core i7 」メモリ「16GB」搭載モデルを以下のリンクよりご覧いただけます。
ダイナブックの中古パソコンはどこで買うのが良い?
中古パソコンを販売しているショップは数多くありますが、それぞれ特徴があります。パソコンメーカーの違いにより在庫数も違ってきます。
例えばAショップはDELLの中古パソコンの在庫が多く、Bショップはレノボの中古パソコンの在庫が多いといった具体です。
ですので、そのメーカーに強いショップを選ぶのが良いでしょう。
ダイナブックの中古パソコンが売っている場所と在庫が多いショップを調べたのでシェアします。
ダイナブックの中古パソコンが売ってる場所
ダイナブックの中古パソコンは以下の場所で売っています。
- 中古パソコン専門ショップ
- 大手ネット通販
- 家電量販店の中古コーナー
- リサイクルショップ
- オークションサイト/フリマアプリ
それぞれにメリット・デメリットがあるので紹介します。
ショップ | メリット | デメリット |
専門ショップ | 専門スタッフが動作チェックをしている | 在庫数が極端に少ないショップがある |
大手ネット通販 | ポイントなどが期待できる | 出店者が多すぎて迷う |
家電量販店 (中古コーナー) |
大手家電ショップの保証がある | 中古コーナーが少ない |
リサイクルショップ | 掘り出し物が見つかる可能性がある | 基本的に個人売買なので保証がない |
オークションサイト フリマサイト |
出品数が多い | 基本的に個人売買なので保証がない |
結構中古パソコンがあるBTOショップではダイナブックの中古パソコンはあまり無い印象でした。
ダイナブックの中古パソコンはヤフオクでの出品数が1番多かったのですが、個人売買となり保証がない場合がほとんどですので、パソコンに詳しい中級者以上でないと、あまりおすすめは出来ません。
中古パソコン専門ショップにおいても、ダイナブックのパソコンとなると在庫数は少なかったです。
その中で、一定数の在庫があったのがジャンクワールドでした。
ジャンクワールドなら1番在庫が多くて安い
ダイナブックの在庫数は、僕が探した中古パソコン専門店の中では、ジャンクワールドが1番でした。
またジャンクワールドはパソコンの価格が安いのも特徴なので、安い中古ダイナブックを探している方は一度見てみてください。
中古パソコン買うならどこ?失敗しない選び方とおすすめショップ5選
▼ジャンクワールドの評判については、以下の記事をご覧ください。
ジャンクワールドの評判は本当?不良品じゃないか実際に買って検証
ダイナブックの中古パソコンの相場
安ければ1万円から高いものだと23万円くらいまでの、中古パソコンが販売されています。
まとめ
ダイナブックの中古PCについて解説しました。
シリーズは沢山発売されているのですが、中古市場に流通しているのは、T・R・B・Satellite Bが多いです。
選択肢が限れれている中で目的のダイナブックを探すようにしましょう。