国内BTOの中でもツクモはカスタマイズの幅が広い事で有名です。
ゲーミングPCのG-GEARシリーズもスペックアップまたはスペックダウンする事が可能です。
ただしツクモのサイトでは、どのモデル(機種)にするかはCPUとGPUを基準としてしか決める方法がなく、最初の段階で「え?どのモデルにしたらいいの?」と迷いがちです。
そこでこの記事では、ツクモのゲーミングPCのおすすめモデルとカスタマイズの方法などを解説します。
いっちー
目次
今回紹介するツクモのゲーミングPC比較表
紹介するゲーミングPCのスペックを紹介します。まずは比較表をご覧ください。
名称 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 価格(税込) |
G-GEAR GA3A-A200/T2 | Ryzen3 | GTX1650 | 8GB | 40GB SSD | 79,800円 |
G-GEAR GA5A-D210/T | Ryzen5 | RTX3060 | 16GB | 500GB SSD | 139,800円 |
G-GEAR GA7A-F210/T | Ryzen7 | RTX 3060 | 16GB | 500GB SSD | 169,800円 |
G-GEAR GA9A-J203/XT | Ryzen9 | RTX3070 | 16GB | 500GB SSD | 249,800円 |
G-GEAR neo GX9A-E204/XT | Ryzen9 | RX 6900XT | 32GB | 1TB SSD | 369,800円 |
※G-GEAR GA3A-A200/T2以外のSSDはM.2規格です。
おすすめのツクモゲーミングPC5選
ツクモのゲーミングPCはAMDのCPUに力を入れていてラインナップも豊富です。そこでツクモのおすすめモデルは低価格で高性能なAMDモデルとしました。
AMDはIntelとくらべて、ベンチマークの値が同じでもCPUの価格は安い傾向にあります。
またマルチスレッドに対応していて、ゲーム配信をしたりゲームをしながら他の作業をする場合にも有効なCPUです。
G-GEAR GA3A-A200/T2
ゲームに必要な最低限のCPUとGPUを搭載した低価格な入門用モデル。
- Ryzen3 3100
- GeForce GTX 1650
- メモリ8GB
- 240GB SSD
ツクモのゲーミングPCの中で最安値のモデルです。
CPUHはAMD Ryzen3 3100とRyzen3シリーズの中で一番下のスペックですが、性能的には9世代Core i7や10世代Core i5と同じくらいで、ゲームプレイに問題のないスペックです。
GPUはNVIDIA GeForce GTX 1650なので高い性能を要求しないのであればゲームが可能です。軽いゲームならフルHDで60fpsでもプレイできるでしょう。
以下より標準パーツのスペックを紹介をします。カスタマイズ可能なのでスペックを調整する事が可能です。
OS | Windows 10 Home (64ビット版) |
CPU | AMD Ryzen3 3100(4コア8スレッド、定格3.6GHz Boost時最大3.9GHz、L2+L3キャッシュ18MB) |
CPUクーラー | 空冷 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB (GDDR6) |
マザーボード | ASUS PRIME B450-PLUS (ATX) |
メモリ | 8GB DDR4 SDRAM (PC4-21300、8GBx1) |
ストレージ | 240GB SSD (SATAIII接続 / 6Gbps) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応) |
電源 | CWT製 550W (定格 500W) 80PLUS BRONZE対応 |
ケース | G-GEAR ミドルタワーケース (69JD) |
サイズ | 190(W)x475(D)x435(H)mm |
価格 | 79,800円 |
G-GEAR GA5A-D210/T
価格を抑えながら高性能パーツも使った初心者用モデル
- Ryzen 5 3500
- GeForce RTX 3060
- メモリ16GB
- 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
価格を抑えながらも、GPU、メモリ、ストレージに余裕を持ったモデルです。
特にGeForce RTX 3060は低価格ながら12GBのビデオメモリを持っていることから、発売当初は良い意味で物議をかもしたGPUです。
Ryzen 5 3500は性能的に9世代Core i7や10世代Core i5と同じくらいなので若干物足りないですが、CPUの性能はカスタマイズでグレードアップ可能です。
メモリも16GBと十分なスペック、ストレージは500GB SSD(M.2規格 / NVMe接続)なので高速なデータ転送が可能です。
以下より標準パーツのスペックを紹介をします。カスタマイズ可能なのでスペックを調整する事が可能です。
OS | Windows 10 Home (64ビット版) |
CPU | AMD Ryzen 5 3500(6コア6スレッド、定格3.6GHz Boost時最大4.1GHz、L2+L3キャッシュ19MB) |
CPUクーラー | 空冷 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 12GB (GDDR6) |
マザーボード | ASUS PRIME B450-PLUS (ATX) |
メモリ | 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200 |
ストレージ | 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応) |
電源 | CWT製 550W (定格 500W) 80PLUS BRONZE対応 |
ケース | G-GEAR ミドルタワーケース (69JD) |
サイズ | 190(W)x475(D)x435(H)mm |
価格 | 139,800円 |
G-GEAR GA7A-F210/T
トータルバランスに優れたゲーミングPC
- Ryzen 7 3700X
- GeForce RTX 3060
- メモリ16GB
- 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
分かりやすく伝えると、先ほど紹介したG-GEAR GA5A-D210/TのCPUのCPUをRyzen 7 3700Xにグレードアップしたモデル。
G-GEAR GA5A-D210/TはCPUがグレードアップ出来ると言ってもRyzen 5の中で周波数を上げるのみ。しかしG-GEAR GA7A-F210/Tは最初からRyzen 7が搭載しています。
つまりどう頑張っても、「G-GEAR GA5A-D210/T」は「G-GEAR GA7A-F210/T」に勝てません。
スペックは上を求めすぎると価格も高くなるので、G-GEAR GA7A-F210/Tが価格と性能のバランスの取れたモデルといえます。
以下より標準パーツのスペックを紹介をします。カスタマイズ可能なのでスペックを調整する事が可能です。
OS | Windows 10 Home (64ビット版) |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X(8コア16スレッド、定格3.6GHz Boost時最大4.4GHz、L2+L3キャッシュ36MB) |
CPUクーラー | 空冷 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
マザーボード | ASUS PRIME B450-PLUS (ATX) |
メモリ | 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200 |
ストレージ | 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応) |
電源 | CWT製 定格750W 80PLUS GOLD対応 |
ケース | G-GEAR ミドルタワーケース (69JD) |
サイズ | 190(W)x475(D)x435(H)mm |
価格 | 169,800円 |
G-GEAR GA9A-J203/XT
人よりワンランク上を目指すなら持っておきたい1台です。
- Ryzen 9 3900X
- GeForce RTX 3070
- メモリ16GB
- 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
Ryzen 9 3900Xの性能はざっくりとRyzen 7の1.5倍、Ryzen 3or5の3倍といったところです。
またGeForce RTX 3070の性能はGeForce RTX 3060の1.5倍とまではいかないけど結構な差があるといった感じです。
価格は1.5倍よりも少し安いので、高性能なゲーミングPCが欲しいならおすすめのマシンです。
以下より標準パーツのスペックを紹介をします。カスタマイズ可能なのでスペックを調整する事が可能です。
OS | Windows 10 Home (64ビット版) |
CPU | AMD Ryzen 9 3900X(12コア24スレッド、定格3.8GHz Boost時最大4.6GHz、L2+L3キャッシュ70MB) |
CPUクーラー | 空冷 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB (GDDR6) |
マザーボード | ASRock X570 Steel Legend (ATX) |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM (PC4-21300、8GBx2) |
ストレージ | 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応) |
電源 | 定格750W 80PLUS GOLD対応 |
ケース | G-GEAR ミドルタワーケース (69JD) |
サイズ | 190(W)x475(D)x435(H)mm |
価格 | 249,800円 |
G-GEAR neo GX9A-E204/XT
事実上ツクモ最高スペックのゲーミングCP
- Ryzen 9 5900X
- Radeon RX 6900 XT
- メモリ32GB
- 1TB SSD (M.2規格 / NVMe Gen4接続)
Ryzen 9 5900Xは同じRyzen 9の中でも特別です。現在販売されているCPUの中でも上位3位に入る高スペックCPUを搭載したモデルとなります。
RX 6900 XTの性能も RTX 3070と比べて処理する能力が高いです。テストする内容により違いますが、搭載しているGPUは約10%~約60%くらい性能が高いです。
水冷モデルもあるが高すぎる
あとですが事実上と言ったのは、さらに上のモデルが1台あるからです。
G-GEAR neo GX9A-E202/XTなのですが529,800円もするのにスペック的にはG-GEAR neo GX9A-E204/XTとほぼ同じ。
違うのは水冷という事ですが、価格が20万円弱も高くなってしまいます。水冷が良いならサイコムで良いかなと。
という事からG-GEAR neo GX9A-E204/XTが事実上の際高スペックマシンと位置付けました。
以下より標準パーツのスペックを紹介をします。カスタマイズ可能なのでスペックを調整する事が可能です。
OS | Windows 10 Pro (64ビット版) |
CPU | AMD Ryzen 9 5900X(12コア24スレッド、定格3.7GHz Boost時最大4.8GHz、L2+L3キャッシュ70MB) |
CPUクーラー | 空冷 |
GPU | AMD Radeon RX 6900 XT 16GB (GDDR6) |
マザーボード | ASRock X570 Steel Legend (ATX) |
メモリ | 32GB DDR4 SDRAM (PC4-21300、16GBx2) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe Gen4接続) |
光学ドライブ | オプション (追加可能) |
電源 | Thermaltake製 定格850W 80PLUS GOLD対応 |
ケース | G-GEAR neo ミドルタワーケース (MCM-M500P-KN5N-SJP) |
サイズ | 235(W)x512(D)x548(H)mm |
価格 | 369,800円 |
>>G-GEAR neo GX9A-E204/XTの詳細をみる
ツクモのゲーミングPCはAMDモデルから選ぶと良い
CPUは、「Intel Core i5, i7,各種」と「AMD Ryzen 5, 7, 9, 各種」から選択可能です。どちらも数字が大きい方がスペックが高いです。
ただしツクモのゲーミングPCは、AMDモデルに力を入れています。Intelモデルはとりあえずあるって感じです。
なのでまずはAMDモデルから選ぶと良いでしょう。ラインナップが豊富です。
ゲームプレイに関してはIntelの方が若干性能が上ですが、ゲーム配信などゲームをしながら別の作業をする性能はAMDの方が上です。
そもそもですがスペックの低いIntelシリーズよりも、スペックの高いAMDシリーズの方がゲームにも向いています。
いっちー
目的別!あなたにおすすめのゲーミングPCはこれ
目的別のおすすめのパソコンを紹介します。
安いゲーミングPC
安いゲーミングPCはG-GEAR GA3A-A200/T2で79,800です。
ただしGPUの性能が低すぎるので、合計金額が94,100円になりますが、GTX 1660にグレードアップするとゲーミング性能も格段にアップします。
ロースペックゲーミングPC
ロースペックゲーミングPCは、G-GEAR GA5A-D210/Tで139,800円です。
ミドルスペックゲーミングPC
ミドルスペックゲーミングPCは、G-GEAR GA7A-F210/Tで169,800円です。
ハイスペックゲーミングPC
ハイスペックゲーミングPCは、G-GEAR GA9A-J203/XTで249,800円です。
超ハイスペックゲーミングPC
超ハイスペックゲーミングPCは、G-GEAR neo GX9A-E204/XTで369,800円です。
カスタマイズ(構成)のコツ!ツクモでおすすめのパーツ
ツクモはモデル別に標準パーツが選択されていますが、カスタマイズでグレードアップやグレードダウンが可能です。
標準パーツでも問題ありませんが、ちょっとグレードアップするだけでパーツの寿命を伸ばしたり快適さに差が付きます。
ここでは選びたいパーツについて解説します。
CPUグリス
CPUグリスは、CPUとCPUクーラー(ヒートシンク)の間に塗って熱伝導率を高めるものです。
高スペックのものでも、それほど価格は高くないので最高品質のものを選びましょう。
標準のものより2~3℃温度が下がります。高性能パソコンであればあるほど、少しでも熱を下げたいです。
基本的に一度塗れば、パソコンを買い替えるまで塗り替える事はないので、コスパ的にも最高品質が良いでしょう。
電源
おすすめの電源は、Corsair製850WのGOLDです。さらに省エネ&長寿命を狙うならPLATINUMにすると良いでしょう。
電源は容量(言力の量)と変換効率(ロスがどれだけないか)が重要です。人気のメーカーは性能が安定している「Corsair、Seasonic、ANTEC、オウルテック」です。
容量はグラフィックボードに合わせて選択すると良いです。
GTX1050~GTX1060/GTX1660系なら550W~650W、RTX2060/RTX2060S/RTX2070なら650W~750W、RTX2070S/RTX2080/RTX2080Tiなら750W以上を選択しましょう。
変換効率は80PLUS認証という規格があり、グレードごとにの6段階で分けられています。下からSTANDARD、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUM、最上グレードがTITANIUMとなります。
グレードが上がるほど、省電力・低発熱・長寿命です。
まとめ
ツクモのゲーミングPCのおすすめを紹介しました。
AMDのCPUに力を入れているので、ラインナップが豊富なAMDから選びましょう。
そのうえでCPUとGPUのスペックを見て目的のモデルを探すと迷いがなくなります。
もし迷った場合は、この記事で紹介した目的別を参考にパソコンを選んでください。
いっちー
▼目的別のおすすめモデル
目的 | モデル |
安い | G-GEAR GA3A-A200/T2 |
ロースペック | G-GEAR GA5A-D210/T |
ミドルスペック | G-GEAR GA7A-F210/T |
ハイスペック (特におすすめ) |
G-GEAR GA9A-J203/XT |
超ハイスペック | G-GEAR neo GX9A-E204/XT |
▼今回紹介したモデルの特徴
名称 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 価格(税込) |
G-GEAR GA3A-A200/T2 | Ryzen3 | GTX1650 | 8GB | 40GB SSD | 79,800円 |
G-GEAR GA5A-D210/T | Ryzen5 | RTX3060 | 16GB | 500GB SSD | 139,800円 |
G-GEAR GA7A-F210/T | Ryzen7 | RTX 3060 | 16GB | 500GB SSD | 169,800円 |
G-GEAR GA9A-J203/XT | Ryzen9 | RTX3070 | 16GB | 500GB SSD | 249,800円 |
G-GEAR neo GX9A-E204/XT | Ryzen9 | RX 6900XT | 32GB | 1TB SSD | 369,800円 |