高性能だと噂のカスペルスキーと世界で4億人が利用してるアバスト。どちらにしようか迷ってしまいますよね。
高性能でも激重だったり使いにくいし、人気でも性能が低いと嫌です。僕自身どっちが良いのか悩んで2つとも使ってみました。
そこでこの記事では、以下の7項目について比較検証していきます。
- 価格
- ウイルスの検出性能
- ウイルス検出以外の機能
- 使用可能OS
- 軽さ
- 使いやすさ
- サポート
あなたに合うのはカスペルスキーなのかアバストなのか体験を元に解説します。
いっちー
「カスペルスキー」vs「アバスト」7項目で比較
特徴が分かりやすいように表にまとめました。
項目 | カスペルスキー | アバスト |
価格 | 4,054円~12,375円 | 無料~12,980円 |
ウイルスの検出性能 | 非常に良い | 非常に良い |
ウイルス検出以外の機能 | 機能が充実 | 機能が少ない |
使用可能OS | Windows Mac Android iOS |
Windows Mac Android iOS |
軽さ | 軽い | 軽い |
使いやすさ | 人による。僕はカスペルスキーの方が使いやすい。 | |
サポート | 365日9:30~18:00 | 365日9:00~19:00 |
公式HP |
以下より詳細を解説します。
いっちー
価格
まずは価格から見ていきましょう。
キャンペーン価格は、キャンペーンが終わると価格も変わってくるので注意してください。
アバストは無料版がある
機能が限定されますが、アバストはずっと無料で使える商品もあります。無料お試しではなく、いつまで使っても完全無料です。
使える機能は①ウイルスとマルウェアをブロック、②ランサムウェア対策。の2つです。
- ウイルスとマルウェアをブロック
- ランサムウェア対策
でも次の機能は使えません。
- Wi-Fiネットワークのセキュリティを確認
- 安全でない偽のウェブサイトを回避
- フィッシングサイトから保護
- リモートでのPCへの攻撃
アバストプレミアムセキュリティなら以上の4つの機能が搭載されていて年間2,980円から利用出来ます。
しかしプレミアムでもVPNには対応していません。VPNに対応しているのは、アバストアルティメットです。年間5780円から利用できます。
1年
使用台数 | カスペルスキー | アバスト(プレミアム) | アバスト(アルティメット) |
1台 | 4,054円 | 2,980円 | 4,980円 |
5台 | 5,072円 | – | – |
10台 | – | 3,980円 | 5,780円 |
アバスト(プレミアム)が最安値ですが機能がVPNには対応していません。
2年
使用台数 | カスペルスキー | アバスト(プレミアム) | アバスト(アルティメット) |
1台 | 7,109円 | 4,980円 | 7,980円 |
5台 | 9,422円 | – | – |
10台 | – | 5,980円 | 8,980円 |
2年版もアバスト(プレミアム)が最安値ですがVPNには対応していません。
3年
使用台数 | カスペルスキー | アバスト(プレミアム) | アバスト(アルティメット) |
1台 | 9,147円 | 5,480円 | 10,980円 |
5台 | 12,375円 | – | – |
10台 | – | 6,980円 | 12,980円 |
3年版もアバスト(プレミアム)が最安値ですがVPNには対応していません。
いっちー
ウイルスの検出性能
ウイルスの検出性能は、第三者機関の2020年の評価を元に調査しました。
またウイルスの誤検出の精度も合わせて比較したいと思います。
第三者機関の評価
2020年の第三者機関による評価を以下の表にまとめました。
カスペルスキー | アバスト | |
AV-Comparatives | Advanced+ (★★★) |
Advanced+ (★★★) |
AV-TEST | TOP PRODUCT | TOP PRODUCT |
SE Labs | AAA | AAA |
MRG Effitas | Level 1 | 不参加 |
VIRUS BULLETIN 100 | 100 | 100 |
アバストはMRG Effitasに参加していないので評価が分かりませんが、その他の団体の評価は、どちらも同じです。
いっちー
誤検出の少なさ
カスペルスキー | アバスト | |
AV-Comparatives | 3 | 15 |
ウイルスじゃないのにウイルスと検出してしまった数の評価は数値が低い方が優れています。
これをみるとカスペルスキーの方が数が少なく優れています。ちなみに有名ソフトのMcAfeeは9、Symantecは19という結果です。
いっちー
ウイルス検出以外の機能
ウイルス対策ソフトのメイン機能はウイルスの検出です。
ですがウイルスチェックを実行する範囲やネット全般における保護などなど、機能に違いがある事も知っておかなければなりません。
ここではカスペルスキアバスト安全機能の違いを比較していきます。
いっちー
アバストは機能が少ない
アバストは無料または低価格で使えるウイルス対策ソフトですが、使える機能がカスペルスキーより少ないです。
カスペルスキー | アバスト | |
マルウェア性能 | 〇 | 〇 |
ランサムウェア対策 | 〇 | 〇 |
ネットバンク保護 | 〇 | 〇 |
フィッシング対策 | 〇 | 〇 |
迷惑メール対策 | 〇 | × |
保護者向け機能 | 〇 | × |
ファイアウォール | 〇 | 〇 |
迷惑メール対策、保護者向け機能がアバストにはありません。
特に子供がいる家庭なら保護者向け機能が必要です。
いっちー
カスペルスキーは機能が充実
カスペルスキーは機能が搭載されているだけでなく質も高いです。
特に方がランサムウェア対策、フィッシング対策、ネットバンク保護対策に優れています。
- ランサムウェア対策
- フィッシング対策
- ネットバンク保護対策
ランサムウェア対策
ランサムウェアとはウイルスの一種で、パソコン内にあるファイルが暗号化されて開くことが出来なくなり、解除してもらうために身代金(ランサム)を要求されるものです。
フィッシング対策
フィッシング詐欺とはAmazonなどに似せた本物そっくりの偽サイトに誘導され、個人情報(ID、パスワード、クレジットカード番号など)を盗まれるものです。偽サイトへの誘導は電子メールやSNSが使われます。
またパソコンだけでなくネットに繋がる全てのデバイス(Mac、Android、iOS)がターゲットになります。
ネットバンク保護機能
カスペルスキーにはインターネットバンキング保護機能があります。
ネットバンクサイトにアクセスするとセキュリティーが強化されたブラウザが立ち上がり、キーボードから入力した内容が保護されます。
これにより、IDやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報の漏洩を防ぎます。
ノートンにはこのような機能はありません。
似た機能としてノートンセーフウェブというのがありますが、これはフィッシングサイトや詐欺サイトからの保護が目的で、個人情報の漏洩を防ぐ機能はありません。
いっちー
使用可能OS
カスペルスキー | アバスト | |
Windows | 〇 | 〇 |
Mac | 〇 | 〇 |
Android | 〇 | 〇 |
iOS | 〇 | 〇 |
どちらも主要なOSで使用可能です。
いっちー
いっちー
軽さ
軽さを測る基準として、カスペルスキーとアバストの公式サイトの動作環境の数値(スペック)をみました。
この数値が低くても動く方が軽いと推測できるからです。
カスペルスキーの動作環境にはCPUの数値が書いていなかったので、OS、メモリ、ハードディスクの3つの数値で比較しました。
またAndroidの数値も書いてないものがあったので、記述がない個所もあります。ご了承ください。
動作環境
カスペルスキー | アバスト | |
OS | Windows7~ macOS Sierra 10.12~ Android OS4.4~ |
Windows7~ |
メモリ | Windows 1GB以上 Windows10(64bit) 2GB以上 Mac 2GB以上 |
Windows 1GB以上 |
ハードディスク | Windows 1.5GB以上 Mac 2.635GB以上 |
Windows 2GB以上 |
動作環境(スペック)は同じくらいです。
このスペックを主要ウイルス対策ソフトの全動作環境でみてみると、カスペルスキーもアバストも軽いという結果になります。
非常に軽い訳ではないですが、重たいというわけでもありません。
いっちー
使いやすさ
使いやすさに関しては人によって意見が違います。
例えば管理画面が直感で使えるか使えないかについてですが、カスペルスキーはアイコンがあって分かりやすい方だと思います。
ちなみにカスペルスキーの管理画面は以下のようなものです。
▲カスペルスキーの管理画面(ホーム)
ホーム画面には項目別に「スキャン」「アップデート」「ネット決算保護」「プライバシー保護」「保護者による管理」「マイカスペルスキー」というアイコンが並んでいます。アイコンが大きく見やすいですね。
各項目は階層構造になっていて、クリックすると詳細が見れるって感じです。
それぞれの項目の詳細を見ていきましょう。
▲カスペルスキーの管理画面(スキャン)
▲カスペルスキーの管理画面(アップデート)
▲カスペルスキーの管理画面(ネット決算保護)
▲カスペルスキーの管理画面(プライバシー保護)
▲カスペルスキーの管理画面(保護者による管理)
▲カスペルスキーの管理画面(マイカスペルスキー)
いっちー
次にアバストの管理画面を見てみましょう。
▲アバストの管理画面(ステータス)
現在のパソコンの状態を表示しています。
▲アバストの管理画面(プロテクション)
読んで字のごとく、守る項目がここで表示されています。
▲アバストの管理画面(プライバシー)
プロテクション以外の、個人データに特化した項目がここで表示されています。
▲アバストの管理画面(メニュー)
右上のメニューにはアクティベートコードの入力、設定、支払い情報などセキュリティー以外の項目があります。
いっちー
ちょっと気になる記事を見つけました。2019年終わりから2020年初め頃に公になった情報ですが、アバストの子会社は過去7年間も使用者の情報を収集していたというものです。
この件では、アメリカの上院議員と調査したジャーナリストがアバストに責任を問うています。
悪いものから守ってくれるウイルス対策ソフトなのに、ちょっと信用が出来なくなってしまいました。
参考
Avastのスキャンダル:AvastとAVGの推奨をやめた理由SafetyDetectives
サポート
カスペルスキー | アバスト | |
電話 | 365日9:30~18:00 | 365日9:00~19:00 |
チャット | 365日9:30~18:00 | – |
メール | – | 365日24時間受付 |
若干ですがアバストの方が優秀です。ただしそれほど大きな違いはありません。
乗り換えるならどっちを選べば良い?
僕なら迷わずカスペルスキーを選びます。
というのもカスペルスキーとアバストを比べると、カスペルスキーの方がウイルスの検出以外の機能が充実しているからです。
ウイルス対策ソフトの本分はウイルスや不正なサイトなどからパソコンを守る事です。
明らかに性能面でカスペルスキーの方が上なので、安全を買いたいならこっちを選ぶべきでしょう。
いっちー
まとめ
カスペルスキーとアバストを比較して違いを解説しました。
ウイルス検出以外の機能が充実しているカスペルスキーの方がおすすめです。ただし無料で使えるアバストなので、簡易的にとりあえず入れてみるというのも良いかもしれません。
いっちー
項目 | カスペルスキー | アバスト |
価格 | 4,054円~12,375円 | 無料~12,980円 |
ウイルスの検出性能 | 非常に良い | 非常に良い |
ウイルス検出以外の機能 | 機能が充実 | 機能が少ない |
使用可能OS | Windows Mac Android iOS |
Windows Mac Android iOS |
軽さ | 軽い | 軽い |
使いやすさ | 人による。僕はカスペルスキーの方が使いやすい。 | |
サポート | 365日9:30~18:00 | 365日9:00~19:00 |
公式HP |
今カスペルスキーを使用しているのですがアバストプレミアムセキュリティがどんなものか確認したかったので本サイトを見させてもらい、参考になりました。
ちなみに私はカスペルスキーのプレミアムライセンスなので6台以上(台数無制限版)を使用しているのですが、このサイトでその記載がなかったのは少しだけ気になりました。
今回アバストを知りたかった理由としては私は端末を10台ちかく使用しているので、台数無制限版のあるカスペルスキー、マカフィー、そして10台ライセンスのアバストを比較してみようと思いました。
このサイトを見てカスペルスキーのままに使用かと決断しました。どうもありがとうございます。
ご覧いただきありがとうございます。
お役に立てて光栄です。
ご指摘の個所を修正いたします。