秋篠寺の萩は夏と秋に咲く!種類は?開花情報や見頃と場所なども

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奈良県奈良市秋篠町にある秋篠寺は、萩の名所として知られています。

南門を入った参道には白萩が、境内の至るところには白や赤の花をつける萩も植えられています。

また夏に咲く萩として、おそらくですが錦萩が植えられています。

この記事では、秋篠寺の萩の種類と、開花情報と見頃、咲いている場所などをご紹介します。

秋篠寺の萩の情報

開花時期と見頃

秋篠寺の夏萩

6月

夏に咲くので夏萩といいます。一般的な夏萩の品種は宮城野萩で開花は7月~9月。錦萩は開花が6月中旬です。

秋篠寺の萩

9月上旬~9月下旬

9月上旬頃から少しずつ咲き始めます。9月中旬が見頃。2016年8月28日では、あまり咲いていないとの情報あり。

白萩など一般的な萩は9月頃に開花し始めます。

夏萩ってなに?錦萩?

夏萩とは、そのような名称(品種)の萩があるのではなく、花が咲く時期の総称です。

春に咲く萩は「早咲き」、初夏6月~7月に咲く萩は「夏萩」、一般的に萩の時期として知られる、秋に咲く萩を「秋萩」といいます。

錦萩と宮城野萩

秋篠寺の夏萩ですが、品種は錦萩ではないかと思われます。錦萩の開花時期は6月中旬と9月で、色は赤色です。

夏萩といえば、一般的には宮城野萩ですが、開花時期は7月~9月になり、花の色はピンクです。

秋篠寺の夏萩は5月下旬~6月上旬に咲き始めているので、ちょっと早く咲いた錦萩かなと思いました。

でも色は宮城野萩に近いんですよね。もしかしたら、めちゃくちゃ早く咲いた宮城野萩かもしれませんが錦萩の方が有力かなと思います。

青萩

あと5月上旬に咲く、花の色が青の青萩がります。でも秋篠寺の夏萩は6月に開花なので、青萩にしてはちょっと遅いかなと。色も全然違いますし、青萩ではないでしょう。

咲いている場所

大元堂、本堂前庭、本堂裏、鐘楼付近、香水閣の門外、休憩所付近、南門を入った参道、東門、などに萩があります。

秋篠寺の花

秋篠寺で有名な花は以下になりますが、これら以外にも沢山あります。

  • 木蓮
  • 菩提樹
  • 紅葉

秋篠寺の1年を通した花の詳細は、関連記事をご覧下さい。

秋篠寺の花!アジサイ・コスモス・藤・木蓮・菩提樹・桜などなど

萩の見ごろ目安

5月(夏萩)

9月が開花時期の萩ですが、5月に咲いています。5月末なのでほぼ6月になりまりますので、夏萩が咲いているのだと思われます。

2019年5月29日

6月(夏萩)

年に1度、大元堂で行われる、大元帥明王像の特別公開。その日に咲いているのは夏萩です。

2014年6月6日

7月(夏萩なのか不明)

7月22日に咲いている萩は6月頃から咲き始める夏萩なのか、9月頃咲くものが早く咲いたのか不明。

2018年7月22日

9月(一般的に萩はこの時期に咲く)

通常、萩は9月頃に咲き始めます。

また場所についてですが、2013年の情報で萩は境内になく参道だけだとなっていますが、別の情報で2014年のものは、境内に萩が咲いています。

1年間の間に新しく萩を植えたのかどうかは分かりませんが、参道以外でも咲いているのが確認できます。

2014年9月17日(境内)

2013年9月1日(東門参道)

秋篠寺の基本情報

料金や時間など

料金 大人(高校生以上)500円
中学生以下は無料
※小中学生は成人家族同伴のこと
団体割引 【30人~80人】
大人450円
大学400円
高校350円

【80人~200人】
大人400円
大学生350円
高校生300円

その他割引 身障者(本人のみ無料)
高齢者(割引な)
時間 9:30~16:30
住所 奈良市秋篠町757
マップコード 11 438 014*66
電話 0742-45-4600

アクセス・駐車場・地図

バスの場合

近鉄西大寺駅北口からバスで6分。「押熊行き」に乗り「秋篠寺」で下車して、徒歩すぐ。

電車の場合

近鉄 大和西大寺駅から徒歩20分

車の場合

京奈和「木津IC」より車で15分
南阪奈「宝来ランプ」より車で10分

駐車場

普通車12台・バス8台(共に無料)

歴史・お堂・仏像・イベント(行事)など

以下の4項目は、クリック・タップで見ることが出来ます。

秋篠寺は奈良時代の最後に作られたとされますが、詳細は不明で謎が多い寺です。その後、平安時代の初期に金堂や東西両塔など伽藍が完成。

平安時代の終わり頃保延元年(1135年)に戦火により伽藍が失われましたが、鎌倉時代に本堂などが復興されますが、明治の廃仏毀釈により本堂一帯を除く多くが失われました。

宗派も移り変わりがあり、創建期の法相宗、平安以降は真言宗、明治以降は浄土宗としてきました。苔が有名で別名「苔寺」。森の中に建つ寺としても知られます。

現在残っているお堂は、本堂・大元堂・香水閣・東塔跡・金堂跡・鐘楼・南門・東門・十三社・開山堂・霊堂・八所御霊神社・役行者石像・歌碑など。その他、本堂の側に小さな社、森の中に、十三重石塔・萬霊供養塔などがあります。

安置されている主な仏像は、伎芸天立像・大元帥明王・薬師如来坐像です。その他にも、日光菩薩立像・月光菩薩立像・十二神将像・地蔵菩薩立像・帝釈天立像・不動明王像・愛染明王坐像・五大力菩薩像などです。

6月6日 大元帥明王像の特別公開(大元堂)

まとめ

秋篠寺の萩は夏に花を咲かす夏萩と、秋に花を咲かす萩が植えられています。

どちらかといえば秋に見頃をむかえる萩の方が規模で言えば大きいかと思います。南門から入った参道に植えてある、白萩が大きく量もあり、見ごたえがあるのではないでしょうか。

夏萩も、6月6日の大元帥明王像の特別公開の時に咲いている場合が多いので、萩だけを見にいくと言うよりは特別公開と合わせて見られると良いでしょう。

その他、6月には菩提樹の花も見れますので、萩だけではない楽しみ方もありますね。

奈良人

秋篠寺の秋の見どころや紅葉について、苔庭についてなどの記事もありますので、以下の関連記事も参考にどうぞ!

秋篠寺の秋の見どころ!紅葉する木は少ないけど楽しみ方はある 秋篠寺は森に囲まれた苔寺!苔庭(緑の絨毯)は季節や天気で表情を変える

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