MacでWindowsを動かせるBootCamp(ブートキャンプ)。
Mac OS X 10.5以降であれば標準で搭載されているので、使ってみたいと思う方も多いでしょう。
ですが、違うメーカーのOSなだけに使えない機能があるの?など、デメリットが気になりますよね。
この記事では、ブートキャンプのデメリットとメリットを解説します。
目次
BootCamp(ブートキャンプ)のデメリット
- MacOSとWindowsOSの切替には再起動が必要
- MacOSとWindowsOS間のデータファイル共有が困難
- Windows Hello(ウィンドウズハロー)が使えない
- 内蔵ストレージを大量に消費
- インストール可能なWindowsOSは10のみ
- MacキーボードでのWindows操作に慣れる必要がある
MacOSとWindowsOSの切替には再起動が必要
macOSとWindowsを同時に起動できません。
再起動が都度必要なので同時に使いたい場合は、2台パソコンがあった方が便利だと感じる時があります。
MacOSとWindowsOSでデータが共有できない
MacOSからWindowsOSのデータへはアクセスが可能だが読み込み専用。
WindowsOSからmacOSのデータへは完全にアクセスが不可能です。
データのアクセスを行う方法として、「外部ストレージに保存」「クラウドに保存」「メールで送る」などの方法を利用する必要があります。
Windows Hello(ウィンドウズハロー)が使えない
互換性の高いブートキャンプですが、Windows10の指紋認証や顔認証でログイン可能な「Windows Hello(ウィンドウズハロー)」が使えません。
内蔵ストレージを大量に消費
ブートキャンプを利用してMacにWindows10をインストールするには、Macの起動ディスクに64GB以上の空き領域がないといけません。
快適に利用するには、さらに大きな容量が必要で128GB以上の空きが必要になります。
インストール可能なWindowsOSは10のみ
MacOSが10.14 Mojave以降の場合は、Windows 10のみブートキャンプを利用してインストールできます。
MacキーボードでのWindows操作に慣れる必要がある
Macには「backspace」がなかったり、ファンクションキーを使用するには「fn」キーを押しながらでなければなかったりなどなど使用の違いがあります。
それらに慣れる必要があるので、最初は使いにくいと感じるかも知れません。
M1チップ搭載のMacではBootcampは使えない
ブートキャンプの利用にはIntelプロセッサが必要です。
Apple M1が搭載されたMacではブートキャンプが利用できないので、最新Macをお持ちの方や購入予定の方は注意しましょう。
BootCamp(ブートキャンプ)のメリット
- 無料で利用できる
- Windows OSソフトがあれば利用可能
- 互換性はほぼ問題なし
無料で利用できる
ブートキャンプは無料で利用可能です。
MacでWindowsを使う方法として、仮想環境でWindows OSを起動するParallels Desktopが有名ですがサブスクで年間8,345円からの利用となります。
Windows OSのソフトのみで利用可能
Windows OSのソフト(17,207円)のみで利用できるので、初期費用が抑えられます。
Parallels Desktopの場合は、本体(年間8,345円)+Windows OSのソフト(17,207円)が必要です。
互換性はほぼ問題なし
デメリットで紹介したWindows Hello(ウィンドウズハロー)が使えない以外は、互換性は問題なしと言って良いでしょう。
まとめ
ブートキャンプのデメリットとメリットについて解説しました。
デメリットが多いですが、無料で使える、初期投資額が低額、互換性が高いなどのメリットがあります。