東大寺の拝観時間と所要時間!おすすめの回り方や注意点

「東大寺=大仏殿」という認識の方がほとんどだと思いますが、東大寺には南大門や二月堂をはじめ、沢山の歴史的建造物があります。

それら各スポットは、拝観時間が違います。時間の定めがないものもあります。

また有名どころを回りたいけど、所要時間はどれくらいなの?といった疑問もあるでしょう。

この記事では、各スポットの拝観時間と所要時間、そして効率よく回るルートを解説します。

東大寺の拝観時間(入場時間)

東大寺の境内には24時間365日、入場する事ができます。なので基本的に拝観はいつでも出来ると思っていいでしょう。

ただし、大仏殿に代表されるような、入堂しての拝観(お堂の中や施設に入って見ること)は、時間が決められています。

拝観時間は大きく4つに分類できます。

  • 拝観時間の定めがある
  • 特別公開時のみ拝観時間の定めがある
  • 拝観時間が曖昧
  • 拝観時間がない

それぞれのカテゴリーに属しているスポットは以下の通りです。

拝観時間があるスポット
  • 大仏殿
  • 三月堂(法華堂)
  • 戒壇堂
  • 東大寺ミュージアム
  • 手向山 八幡宮

特別公開時のみ拝観時間があるスポット
  • 俊乗堂
  • 開山堂
  • 勧進所

拝観時間が曖昧なスポット
  • 四月堂(三味堂)
  • 念仏堂
  • 真言院
  • 不動堂
  • 指図堂

拝観時間がないスポット
  • 南大門
  • 二月堂
  • 行基堂
  • 転害門
  • 東大寺 鐘楼

拝観時間があるスポット(大仏殿・三月堂など)

大仏殿・法華堂(三月堂)・戒壇堂・東大寺ミュージアムの拝観時間

スポット 4月~10月 11月~3月
大仏殿
法華堂(三月堂)
戒壇堂
7:30~17:30 8:00~17:00
東大寺ミュージアム 9:30~17:30 9:30~17:00

東大寺ミュージアムの注意点
最終入館の時間は、4月~10月で17:00、11月~3月で16:30です。また、展示替え作業により臨時休館になる場合があります。

大仏殿の拝観時間や料金が一時的に変わる時
大仏殿は1月1日の0:00~8:00と、8月13日・14日の19:00~21:00は、拝観が無料になります。

また、8月15日は「万灯供養会」で19:00~22:00が拝観可能となります。(拝観料は必要です)

手向山 八幡宮の拝観時間

基本 9月 10月 11月
7:00~16:30 7:30~17:30 7:30~17:00 8:00~16:30

特別公開時のみ拝観時間があるスポット(俊乗堂・開山堂・勧進所)

スポット 7月5日
(俊乗忌)
12月16日
(良弁忌)
俊乗堂 11:00頃~16:00頃
(法要後)
9:00頃~16:00頃
開山堂 11:00頃~16:00頃
(法要後)
勧進所 11:00頃~16:00頃
(法要後)

特別公開時の法要について
7月5日の俊乗忌(法要)は、8:00から行なわれます。拝観は法要後です。

12月16日の良弁忌(法要)では、俊乗堂は法要がないの早い時間から拝観が可能です。

開山堂と勧進所は法要があるので、法要後の拝観です。法要時間は、開山堂(8:30から)・勧進所(9:00から)

拝観時間が曖昧なスポット(四月堂など)

三味堂(四月堂) 8:00頃~16:00頃
念仏堂 8:00頃~16:00頃
真言院 日中のみ(時間不定)
不動堂 8:00~16:00
指図堂 土日のみ(時間不定)

入道に関しての注意点
念佛堂:通常は拝観をやっていないですが、御朱印授与所でお願いすれば入堂できるかもしれません。(御朱印をいただいた後なら良いかも)

真言院:住職がいれば入堂可能ですが、いない場合もあります。

不動堂:堂守がいる時に限ります。

指図堂:土日のみお堂の扉が開いている可能性がある。ただし時間は不定。平日も事前予約で拝観可能(土日も予約する方が確実です)電話:0742-22-5511

拝観時間がないスポット(南大門・二月堂など)

  • 南大門
  • 二月堂(法華堂)
  • 行基堂
  • 転害門
  • 鐘楼

入道&拝観に関しての注意点
二月堂:舞台まではいつでも行けますが、入堂は修二会(お水取り)の時だけです。また、絶対秘仏・十一面観音は拝観する事が出来ません。住職ですら見た事がないそうです。

【東大寺】拝観料の一覧と割引方法!二月堂・南大門は無料?料金比較も

各スポットの所要時間と注意点

所要時間ですが、じっくり拝観するのとサクサクと拝観するのでは時間が変わってきます。目安とお考えください。

名前 所要時間
1 大仏殿 30分
2 中門 2分
3 真言院 15分
4 東大寺ミュージアム 15分
5 南大門 10分
6 二月堂 15分
7 三月堂(法華堂) 10分
8 四月堂(三味堂) 5分
9 開山堂 10分
10 不動堂 10分
11 手向山 八幡宮 10分
12 鐘楼 5分
13 俊乗堂 5分
14 行基堂 5分
15 念仏堂 5分
16 戒壇堂 20分
17 勧進所 10分
18 指図堂 5分
19 転害門 5分

大仏殿

拝観時間:4月~10月(7:30~17:30) 11月~3月(8:00~17:00)
所要時間:30分

東大寺の大仏が安置されているところ。世界最大の木造建築物だが作られた当初は今よりも大きかった。

作られてから2回消失している。その度作られ直したが材料である木材が手に入らず86mだったものが57mとなった。

注意
撮影はOKですが、三脚の使用は禁止です。

中門

拝観時間:なし
所要時間:2分

大仏殿の手前にある楼門。

西側に兜跋毘沙門天(とばつ びしゃもんてん)、東側に持国天(じこくてん)がいらっしゃいます。

真言院

拝観時間:日中のみで時間は不定
所要時間:15分

真言院は密教の修法道場で、平安時代に東大寺別当に就いていた空海(弘法大師)が創建しました。

大師堂には弘法大師像が祀られています。地蔵堂(舎利殿)には重要文化財の「木造地蔵菩薩立像 」「木造四天王立像」が安置されています。

また真言院は、大和北部八十八ケ所の第十二番霊場です。

注意
後朱印あり。拝観は住職が居れば入堂可能ですが、いない場合もあります。

東大寺ミュージアム

拝観時間:4月~10月(9:30~17:30) 11月~3月(9:30~17:00)
所要時間:15分

東大寺境内のお堂から移転された仏像もあるので、選りすぐりのものが展示されているといえるでしょう。

重要文化財の「千手観音菩薩立像」「持国天立像」「多聞天立像」や国宝の「伝日光・月光菩薩立像」などが展示されています。

南大門

拝観時間:なし
所要時間:10分

24時間、無料で拝観できます。

まぁ門なんで拝観もなにも外から見れるんですが、早朝や夜中でも、その門まで行けるっていうのが凄いですね。

阿吽の金剛力士像で有名な門で、奈良時代(天平)に作られたが平安時代に台風で倒壊。鎌倉時代(正治元年・1199年)に「重源」指揮の元、再建されました。

注意
フンの掃除に困っているので、この場所で鹿にエサを与えないで下さい。

二月堂

拝観時間:なし(舞台まで)
所要時間:15分

24時間、無料で拝観できます。お水取りで有名なお堂。お水取りの正式名称は修二会(しゅにえ)です。

寛文7年(1667)のお水取り修二会)の最中に焼失しました。その2年後に再建されたのが今ある二月堂。2005年12月に国宝に指定されています。

注意
撮影時の三脚禁止。お百度参りや巡礼の方の撮影や妨げ禁止。夜間に騒がないで下さい。

三月堂(法華堂)

拝観時間:4月~10月(7:30~17:30) 11月~3月(8:00~17:00)
所要時間:10分

東大寺建築のなかで最も古く奈良時代(8世紀)に建てられたお堂。

安置されている仏像は、本尊不空羂索観音菩薩、梵天、帝釈天、金剛力士(阿吽)、四天王、執金剛紳(秘仏)の10躰です。

正式には法華堂といいますが、一般的には三月堂と呼ばれています。毎年3月に法華会が行なわれていたのでそう呼ばれるようになりました。

注意
拝観は有料です。

四月堂(三味堂)

拝観時間:8:00頃~16:00頃
所要時間:5分

二月堂・三月堂と同じ上院エリアにある穴場の仏像スポットです。十一面観音菩薩立像が、本尊として安置されています。

本当の名前は三昧堂といいますが、毎年4月に法華三昧会(ほっけさんまいえ)という法要が行なわれる事から四月堂と呼ばれるようになりました。

お堂が作られたのは、平安時代の1021年(治安3年)または、1067年(治暦3年)に建立されたと考えられています。東大寺内では新しい方です。

開山堂

拝観時間:年1回のみ入堂可能 12月16日(良弁忌)11:00頃~16:00頃
所要時間:10分

お堂内へは、12月16日の良弁忌という法要の時しか入れません。外からは24時間、無料でお堂を見る事はできます。

国宝の僧正像が安置されています。

注意
拝観は有料で時間制限あり。堂内では、撮影・スケッチ・懐中電灯の使用は禁止です。

不動堂

拝観時間:8:00~16:00
所要時間:10分

東大寺の穴場スポットです。上院エリアの最も東側で最も高い位置にあるお堂です。

5体の不動明王像が安置しています。不動堂の隣にある御朱印授与所の裏には滝行を行なう場所もあります。

注意
後朱印あり。拝観は堂守が居る時に限ります。

手向山 八幡宮(たむけやまはちまんぐう)

拝観時間:基本は7:00~16:30、9月は7:30~17:30、10月は7:30~17:00、11月は8:00~16:30
所要時間:10分

東大寺の大仏建立にあたり、天平勝宝元年(749)に、九州豊前国(大分県)宇佐八幡宮より、東大寺の守譲神として迎えられました。

主神「応神天皇」、配神「比売大神」「仲哀天皇」「神功皇后」「仁徳天皇」が祀られています。また社宝は、国宝の唐鞍や、重要文化財の舞楽面などがあります。

紅葉の名所で大きなイチョウの木が有名。古今和歌集では菅原道真が「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」と詠んでいます。

東大寺 鐘楼

拝観時間:なし
所要時間:5分

お堂ではなく門ですので、外側から24時間、無料で拝観できます。

除夜の鐘として、元旦の0:00に108回鳴らされる東大寺鐘楼。鐘声の振幅が長く、日本三大名鐘のひとつとしても知られます。別名「奈良太郎」とも呼ばれます。

場所は、乗堂、行基堂、念仏堂が密集している鐘楼ヶ丘エリアです。大仏殿から上院エリアに行く途中のにあります。

俊乗堂

拝観時間:年2回のみ入堂可能 7月5日(俊乗忌)11:00頃~16:00頃 12月16日(良弁忌)9:00頃~16:00頃
所要時間:5分

お堂内へは、7月5日(俊乗忌)12月16日(良弁忌)の年2回の法要の時しか入れません。外からは24時間、無料でお堂を見る事はできます。

国宝の重源上人坐像が安置されています。

注意
拝観は有料で時間制限あり。堂内では、撮影・スケッチ・懐中電灯の使用は禁止です。

行基堂

拝観時間:なし
所要時間:5分

行基堂は、東大寺の大仏を作るのに貢献した、僧侶の行基を祀っているお堂です。行基菩薩坐像が安置しいます。

注意
入堂しての拝観はできませんが、小窓から拝観できるようにしている場合があります。

念仏堂

拝観時間:8:00頃~16:00頃
所要時間:5分

鎌倉時代に建築されたお堂で、重要文化財に認定されています。

木造地蔵菩薩坐像(重要文化財)が安置されています。

注意
拝観は申込みが必要。御朱印授与所で申込みしましょう。

戒壇堂

拝観時間:4月~10月(7:30~17:30) 11月~3月(8:00~17:00)
所要時間:20分

県の重要文化財に指定されています。仏像好きなら1度は行きたいお堂。

安置されている仏像は、国宝の四天王像「多聞天(たもんてん)・広目天(こうもくてん)・増長天(ぞうちょうてん)・持国天(じこくてん)」です。天平彫刻(てんぴょうちょうこく)という技法で作られています。

本来は戒壇堂・講堂・僧坊・廻廊があったんですが、江戸時代までに3度焼失して戒壇堂と千手堂のみ再建されました。

注意
拝観は有料。堂内では、撮影・スケッチ・懐中電灯の使用は禁止です。

勧進所

拝観時間:年1回のみ入堂可能 12月16日(良弁忌)11:00頃~16:00頃
所要時間:10分

お堂内へは、12月16日の良弁忌という法要の時しか入れません。外からは24時間、無料でお堂を見る事はできます。

国宝の僧形八幡神像、五刧思惟阿弥陀如来像、公慶堂公慶上人像が拝観できます。

注意
拝観は有料で時間制限あり。堂内では、撮影・スケッチ・懐中電灯の使用は禁止です。

指図堂

拝観時間:時間不定
所要時間:5分

法然上人の二十五霊場ですが、元は、焼失した大仏殿を建て替えるための指図(設計図)を収めるお堂として創建。

大仏殿の復興後に、浄土宗徒の願いにより法然上人ゆかりの霊場として建て替えられました。

指図堂の本尊「法然上人絵図」の他に、阿弥陀三尊像、賓頭盧尊者像や、重要文化財の釈迦如来坐像が安置しています。

注意
土日祝のみ(9:00~16:30)お堂の扉が開いてますが、閉堂している事もある。平日も事前予約で拝観可能(土日も予約する方が確実です)電話:0742-22-5511
御朱印だけなら指図堂ではなく。東大寺寺務所でもいただけます。

転害門

拝観時間:なし
所要時間:5分

お堂ではなく門ですので、外側から24時間、無料で拝観できます。

鎌倉時代に修理はしているが奈良時代(天平)から焼失せず残っている門。10月5日に転害会が行なわれる。

奈良時代の建物が24時間見れるって凄いですね。

注意
被害が出ているので、野良猫へのエサやり禁止。

【時間別】おすすめの回り方

1時間コース(大仏殿・南大門)

大仏殿と南大門だけを拝観する、もっともシンプルなコースです。

これに「参道での鹿のエサやり」「中門手前の右手にある鏡池の見学」を追加しても良いでしょう。その場合の所要時間はプラス10分ほどです。

コース内訳

参道入り口

↓(徒歩:4分)

オプション「鹿のエサやり(所要時間:5分)」
南大門(所要時間:10分)

↓(徒歩:3分)

オプション「鏡池(所要時間:5分)」
中門(所要時間:2分)

↓(徒歩:1分)

大仏殿(所要時間:30分)

↓(徒歩:7分)

参道入り口

マップ

  1. 参道(スタート&ゴール)
  2. 南大門
  3. 中門
  4. 大仏殿

注意
東大寺参道から出発して、東大寺参道に戻ってくるまでの時間が57分(1時間コース)です。
 
アクセスした駅や駐車場、次の観光地までの時間を追加しての時間計算をお願いします。

1時間40分コース(大仏殿・南大門・二月堂・三月堂)

大仏殿・南大門と上院エリアの有名スポットである二月堂と三月堂(法華堂)を拝観するコースです。

奈良観光をするうえで、東大寺にあまり時間を割きたくないけど、有名なスポットは見てみたい!という方にぴったりのコース。

全体をサクサクと進めは1時間半で観光が完了しますし、鹿のエサやりや鏡池を見たり、じっくりと拝観すれば2時間コースにもなります。

コース内訳

参道入り口

↓(徒歩:4分)

南大門(所要時間:10分)

↓(徒歩:3分)

中門(所要時間:2分)

↓(徒歩:1分)

大仏殿(所要時間:30分)

↓(徒歩:10分)二月堂裏参道or鐘楼エリアを通る

二月堂(所要時間:15分)
三月堂(法華堂)(所要時間:10分)

↓(徒歩:15分)

参道入り口

二月堂裏参道と鐘楼エリアの違い

二月堂裏参道は大仏殿の北側(裏側)から二月堂に行く道。鐘楼エリアは俊乗堂・行基堂・念仏堂・鐘楼が1ヶ所に集まっているエリアです。

どちらも風情があって観光に良いのですが、鐘楼エリアは拝観も兼ねて行きたい所です。なので、僕としては裏参道をおすすめします。

裏参道は、石畳や特徴的な土壁を見ながら行くので、これ自体が観光スポットと言っても良いくらいです。

奈良人

時間があれば、行きは裏参道を通り、帰りは鐘楼エリアを通るってパターンもありです。

マップ

  1. 参道(スタート&ゴール)
  2. 南大門
  3. 中門
  4. 大仏殿
  5. 二月堂
  6. 三月堂(法華堂)

注意
東大寺参道から出発して、東大寺参道に戻ってくるまでの時間が1時間40分です。
 
アクセスした駅や駐車場、次の観光地までの時間を追加しての時間計算をお願いします。

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