こんにちは!奈良人いっちーです。
今から330年前、江戸時代の初期(1689年)に創業した醤油醸造元が、70年ぶりに復活します。
場所は、奈良県磯城郡田原本町(ならけん,しきぐん,たわらもとちょう)。木村浩幸18代蔵元当主により、宿泊施設やレストランを新設しての復活です。
この記事では、田原本町のマルト醤油について解説します。
マルト醤油の「醤油」「レストラン」「宿泊施設」
▲改装中の店舗
▲引いたアングル
場所は昔からの家が立ち並んだ地域です。目の前には小さな公園があります。
奈良人
奈良最古の醤油
330年前から受け継がれた酵母菌で作る醤油は奈良最古です。
2022年に販売予定。別棟の蔵を使って醤油作りが復活します。
公式HPでは2商品の製造が予定されています。奈良最古醤油蔵の復活天然「醸造醤油」と「熟成諸味」
内容量:150ml
内容量:100g
こだわりの「材料」「環境」「製法」
マルト醤油のこだわりは3つあります。
- 「材料」地元、田原本産の大豆や小麦
- 「環境」大和棟という作りの醤油醸造屋敷、江戸時代からの道具、330年も代を繋いできた酵母菌
- 「製法」添加物を使用せず2年間熟成させる天然醸造製法
これらが合わさって、マルト醤油が誕生します。
レストラン
2020年7月オープン予定です。
住宅の一部がレストランになります。
宿泊施設
2020年7月オープン予定です。
職人が寝泊まりしていた蔵の2階が宿泊施設になります。7部屋で最大14人の宿泊が可能です。
復活させたのは18代目の木村浩幸さん
18代目の醤油醸造当主となる木村浩幸さんは、17代目・木村藤平さんの孫にあたります。
約70年前の第二次世界大戦後、食糧難により大豆や小麦が手に入らなくなり、17代目は260年の醤油醸造の歴史に幕を閉じました。
それから約70年後の令和初期、マルト醤油は復活します。創業から330年経っている老舗ですね。
当時は皇室御用達で県外にも出荷するほどの規模だったようです。復活後の活躍が楽しみです。
周辺の景色や観光は?
▲店舗北側に広がる田んぼ
小さい頃は田んぼで遊んだものです。懐かしいです。
▲岐多志太神社(きたしたじんじゃ)
田んぼの中にある神社です。
奈良人
▲村屋坐弥冨都比売神社(むらやにいますみふつひめじんじゃ)
大物主(おおものぬし)と三穂津姫(みほつひめ)の夫婦神を祀っています。
大物主は大神神社の祭神で、その后神の三穂津姫を祀っているので、大神神社の別宮といわれています。
奈良人
大神神社の縁結びについては、以下の記事で解説しています。
非公開: 大神神社の縁結び効果!うさぎのお守りや絵馬のご利益と山のパワー
まとめ
70年の時を経て復活するマルト醤油。どんな味か気になります。新しく作られるレストランの味も気になります。また江戸時代の蔵で寝てみたいとも思います。
何より、昔ながらの村の雰囲気を残すこの地や醤油が、映画やNHKドラマに使用されて有名になって欲しいと思います。
東大寺と鹿しか知名度がない奈良県が、活性すればと願います。
タイトル:ならぞら
内容:戦争で両親を失い、田原本の木村家へやって来るヒロイン。絵の楽しさを知り東京へ。作中では、こだわりを持った木村家の職人たちが醤油作りに奮闘しているが、戦後の食料難により材料が入らない。そして70年後、醤油は復活。ヒロインの孫達は・・・
あっ、十勝を舞台にした「なつぞら」のパロディです(笑)て事で、本当のオリジナル物語を誰か考えてくれませんか?