名勝依水園(めいしょういすいえん)の秋といえば紅葉ですね!赤く染まったドウダンツツジやイロハモミジが日本庭園によく映えます。
あまり知られていないかも知れませんが、10月には萩、11月には紅葉と並んで十月桜も見頃をむかえます。
この記事では、依水園の秋の見どころである、紅葉、萩、十月桜について解説します。
見頃|秋の花や紅葉を見るならいつ?
10月
本格的に紅葉が始まる前の10月にはぎは見頃になります。紅葉だけじゃない秋の景色を楽しまれて下さい。
11月中旬~11月下旬
紅葉の種類は、ドウダンツツジ、イロハモミジ。
紅葉は10月中旬から色づき始めます。例年通りであれば、ドウダンツツジは11月初め、イロハモミジは11月中旬が見頃です。
4月、11月~12月
冬桜と呼ばれることもあります。
10月~4月まで断続的に咲くといわれたり、年に2回咲くといわれています。どっちなんでしょうか。断続的という事なので、咲かない時期もあり、はっきりと時期は断定できないのかもしれません。
ですが、どちらにせよ秋の十月桜は紅葉と一緒に見れますね。
依水園の秋は見どころが多い
前園と後園の紅葉
▲前園(2019年12月上旬)
まだ少し紅葉が残ってましたが、ほぼ見頃は終わりです。
▲後園(2019年12月上旬)
後園に関しては、紅葉が無いと言ってよい状態でした。
「依水園」趣の異なる、二つの池泉回遊式庭園に魅せられる「依水園」
江戸時代に造られた”前園”では、茶室”三秀亭が庭園の紅葉に彩られ
日本美を感じさせる秋景色が楽しめます。さらに奥に進むと
明治時代につくられた”後園”へ。庭園のイロハモミジやドウハンモミジ
が赤く染まります。 pic.twitter.com/BYizuCZhPo— ?容姿端麗? (@kame_onino) 2018年10月19日
上が前園です。イロハモミジが多くある感じですね。僕のイメージでは日本庭園といえばこれです。
下が後園です。東大寺を借景にした庭園が美しいです。ドウダンツツジが多い感じですね。
ドウダンツツジの紅葉
▲ドウダンツツジ(2019年12月上旬)
見頃は過ぎていますが、赤さは残っています。
▲ドウダンツツジの右横(2019年12月上旬)
名前は分かりませんが、真っ赤な小さな木がありました。モミジの小木でしょうか。
2015年11月1日
おはようございます。
今週もどうぞよろしくお願いします。
紅葉ドウダンツツジ
奈良 名勝依水園 pic.twitter.com/vRCBFFWvYm— Non (@daisukelinkup) 2015年11月1日
これぞ秋、紅葉といった感じです。見頃をむかえたドウダンツツジでございます。
2016年11月12日
依水園 ドウダンツツジも真っ赤です pic.twitter.com/3L2OE8Ib9Y
— suizou (@suizou) 2016年11月13日
11月中旬のドウダンツツジ。まだまだ秋本番といった感じですね。
イロハモミジの紅葉
▲入り口にあるモミジ(2019年12月上旬)
見頃は過ぎて色あせていましたが、落ち葉にはなっておらず赤さをかすかに保っていました。
ちなみに、この写真の輝度を調整したものが、トップ画像です。
▲入り口に入って右手にあるモミジ1(2019年12月上旬)
▲入り口に入って右手にあるモミジ2(2019年12月上旬)
入り口に入ったところにあるモミジは、緑と赤が混ざった葉の色をしていました。12月上旬でこの色ということは、完全に色付かなかった葉なのかもしれません。
ですが色が混ざった葉も綺麗でした。
2017年12月7日
片岡梅園近く、東大寺参道脇、依水園前のモミジの紅葉。#奈良公園 pic.twitter.com/oWGlbsqiui
— 米田仁士 Hitoshi Yoneda (@Brise_Marine) 2017年12月7日
12月の初めでもまだまた紅葉が楽しめそうです。でも見頃はちょっと過ぎてしまった感じです。
十月桜
▲十月桜(2019年12月上旬)
▲十月桜アップ(2019年12月上旬)
十月桜は紅葉の時期が終わっても咲いているので良かったです。ですが木自体が少なく、花も密集はしていません。
とはいえ秋~冬にかけて桜が見れるのは感動します。
以下は、秋に咲いている十月桜のツイッター情報です。
2014年11月9日
おはようございます。
良い日曜日をお過ごしください。紅葉の季節に桜咲く
春まで咲く
10月桜 冬桜
奈良名勝依水園 pic.twitter.com/HTrxLFGNCR
— Non (@daisukelinkup) 2014年11月9日
2013年11月12日
奈良の依水園で十月桜が咲いていますよ。 pic.twitter.com/KWFXC2XG9N
— ハル (@dollydolly22) 2013年11月12日
2017年12月12日
『枯れ木に花を」
こんな寒い時期に桜が咲くわけないじゃんとお思いでしょうが、あるんですよ~
奈良の依水園に~四季桜!!
パッと咲いてパッと散るそれが桜の良いところ、江戸っ子の気風に良さと相通じるとこらなんでしょうねぇ。
でもここには春のソメイヨシノ以外に十月桜や四季桜があるんです pic.twitter.com/F8wPOI4AUM— べてるの楽園から (@saramanka114) 2017年12月13日
萩
ドウダンツツジやイロハモミジの紅葉、十月桜の花と並んで、萩も依水園の秋に色を添えます。
ですが依水園においてはマイナーな花に分類されるので、あまり日の目をみていません。
紅葉や桜の花も素晴らしいですが、萩の小さく可愛らしい白とピンクの花も楽しまれて下さい。
基本情報
依水園3400坪(約11,000㎡)の大きさがあります。中には美術館や庵などがあります。庭園は2種類あり、入り口の右側には、江戸前期に作られた「前園」があり、前園を奥に進むと、明治に作られた「後園」があります。
庭園の作りは、前園がいわゆる日本庭園という感じです。日本の庭っていった印象です。
後園は庭というより、広場という感じで開けています。また、若草山・東大寺南大門・春日山・御蓋山を借景しています。借景とは山や風景を自分の庭の一部かのように利用する造園方法。
料金や時間など
料金 | 大人900円、大学生810円、高校生500円、中学生500円、小学生300円、未就学児は無料 ※土曜日は保護者同伴の小学生、中学生は無料 |
障がい者割引 | 500円(要証明書提示) また付添者は安全の為必要(1名無料) |
団体割引 | 15名以上で大人810円 |
時間 | 9:30~16:30 最終入園16:00 |
休み | 火曜定休、ただし4月5月と10月11月は無休 |
住所 | 奈良県奈良市水門町74 |
マップコード | 11 355 834*71 |
電話 | 0742-25-0781 公益財団法人名勝依水園・寧楽美術館 |
地図・アクセス
電車の場合
近鉄奈良駅から徒歩15分
JR奈良駅駅から徒歩25分
車の場合
京奈和「木津IC」から南東へ15分
第2阪奈「宝来IC」から東へ20分
西名阪「天理IC」から北へ25分
駐車場なし
依水園は東大寺南大門の西側にあります。徒歩で5分くらいです。なので駐車場は東大寺周辺か県庁周辺が近いです。
依水園の花年表
1月 | – |
2月 | 上旬 椿 |
3月 | 上旬 アセビ・紅梅 下旬 しだれ桜・ミツバツツジ |
4月 | 上旬 ソメイヨシノ 中旬 八重桜・イロハモミジの新緑 下旬 霧島つつじ ・平戸ツツジ |
5月 | 上旬 ドウダンツツジ・藤 中旬 かきつばた・黄菖蒲 |
6月 | 上旬 さつき・菖蒲・スイレン 中旬 クチナシ |
7月 | 上旬 輪王蓮(品種名:依水園) |
8月 | 上旬 サルスベリ |
9月 | – |
10月 | 藤 |
11月 | ドウダンツツジ・イロハモミジ・十月桜 |
12月 | 山茶花・敷き松葉 |
まとめ
依水園の秋といえば紅葉のイメージが強いですが、十月桜や萩も見ることが出来ます。
紅葉だけじゃない秋の依水園も楽しまれてみてはいかがでしょうか。